多賀城での登校拒否・不登校を考える全国合宿

 登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク(不登校の子どもを持つ親や市民の会のネットワーク)とフリースクール全国ネットワークが毎年開催している夏の全国合宿が今年は仙台・多賀城で開かれました。震災から5年たったところでどのような状況にあるのかを語ってもらうシンポジウムがあったり、参加者が経験を共有したり、相談をしあったりする分科会が持たれました。僕も不登校を経験した若者の進路や社会とのつながりについての分科会を担当しました。
 宿泊と交流会などは多賀城を会場に行われました。多賀城の駅の近くを歩いてみると新しい建物が非常に多いことに気がつきました。震災の年、1年たった時に多賀城の小学校で教師をしているしている古くからの友人に聞いた話を思い出しました。ここでも津波の被害があり、子ども達のこころに簡単にはかり知ることのできない影響を残していることが伺える話でした。この写真は会場の一つであり、宿泊先でもあった建物の近くにあった電柱です。この高さまで津波が来たら大変な被害だったと思います。新しい建物が非常に多いのもうなづけました。地元の人々はその被害を声高に話されたりせれませんでした。この地の被害をあまり具体的に創造することが難しいまま帰った参加者も多かったのではないかと思います。訪問する私たちが思いを寄せる姿勢を持つことが大事なのだと思いました。th_p1000785

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