朝倉景樹(あさくら かげき/kageki asakura)
NPO法人TDU・雫穿大学の代表です。
フリースクールで何年かスタッフもしており、今も何かの企画を一緒にしたり、旅行に行ったりすることがあります。雫穿大学は、今、自分のあるところから、自分とは何者か、如何に生きるかを知る・表現することを通して模索することのできる場です。自分から始まる研究、映画・演劇・美術・音楽などの表現活動のサポートもしています。雫穿大学では、自分に合った人とのつながり方を探しながら、知る、表現するということを積み重ねていく中で、解体したかった縛りを解きほぐし、解放されいてくということが起きています。そんなプロセスを共有させてもらっています。
不登校・ひきこもり、フリースクール・オルタナティブ教育についての社会学的研究も行っており、『登校拒否のエスノグラフィー』をはじめ執筆活動や、講演活動を国内外でも続けています。所属学会は日本社会学会、日本児童青年精神医学会です。
海外ではIDEC(国際デモクラティック教育大会)、MIFS(モスクワ国際フィルムスクール)にはほぼ毎回参加し、発表しています。不登校は日本特有の現象と言われますが、世界的に若者が生きづらい社会になってきていることを交流を通して感じます。また、同時に子ども・若者が自分の思いを大切に知りたいことを知っていくような実践を大切にしている人々と直に触れ合うことで、経験を共有でき、いろんな知恵を活かしあうこともできるし、また、元気付けられてもいます。
- NPO法人TDU・雫穿大学 理事長
- 学校法人 東京シューレ学園 理事
- 一般社団法人 フリースペースつなぎ 理事
- Panka Academy (Finland) 教育科学・学校運営・国際教育担当顧問
単著
- 『登校拒否のエスノグラフィー』(彩流社、1995年)
共著
- 『こころの仕事』(PARCO出版, 1996年)
- 『教育のエスノグラフィー』(嵯峨野書院, 1997年)
- 『フリースクールとはなにか―子どもが創る・子どもと創る 』(教育資料出版会、2000年)(amazon)
- 『子ども・若者の参画―R.ハートの問題提起に応えて』(萌文社, 2002年)(amazon)
- 『子どもは家庭でじゅうぶん育つ 不登校、ホームエデュケーションと出会う』(東京シューレ出版, 2006年)(amazon)
- 『リーディングス 日本の教育と社会―第8巻 いじめ・不登校』(日本図書センター, 2009年)(amazon)
- 『閉塞感のある社会で生きたいように生きる』(東京シューレ出版, 2010年)(amazon)
経歴
西暦 | 項目 |
1965.10.28 | 京都市伏見区今津病院にて出生 |
1972.4~ | 大阪府枚方市立高陵小学校入学、以後川口市立並木小学校、横浜市立洋光台第二小学校、桜村立竹園東中学校など5つの小中学校に通う |
1985.3 | 茨城県立土浦第一高校卒業 |
1986.4~ | ICU(国際基督教大学)教養学部社会科学科入学、イギリス国立サセックス大学AFRAS留学、東京都立大学東京都立大学大学院人文学部社会科学研究科修士課程・博士課程で社会学を専攻し、日本学術振興会特別研究員(PD)として研究 |
1992.4~ | 東京シューレにてボランティアを経て後にスタッフになる(王子高等部担当) |
1999.4 | 東京シューレ シューレ大学開設(シューレ大学担当) |
2020.8 | シューレ大学がTDU・雫穿大学として独立し、TDU・雫穿大学の代表になる |
所属団体
- NPO法人TDU・雫穿大学
- 学校法人東京シューレ学園
- NPO法人フリースクール全国ネットワーク
- NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
- 多様な学び保障法を実現する会
- 創造集団440Hz
所属学会
雫穿大学について
自分の知りたいこと、表現したいことを探求したい。そんな学びの場を求めて、雫穿大学は1999年に設立された オルタナティブ大学です。入学に資格や学歴は必要なく、在学年数も学生自身が決めます。現在は約30名の学生が在籍しています。規模は小さいですが活動内容は、各種の講座、自分研究、不登校研究、海外交流、映画祭の開催、演劇公演、など本格的かつ多岐にわたります。
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